世界的政治家として、また早稲田大学の創設者として有名な大隈重信の生誕125年を記念し、昭和41年11月、大隈重信記念館が落成しました。
設計は早稲田大学名誉教授・今井兼次博士の手によるもので、昭和42年10月、建設委員会から佐賀市に寄贈され開館にいたりました。
平成27年2月にリニューアルオープンした館内では、大隈重信に関する歴史資料を展示するほか、大隈侯の功績を紹介しています。
大隈重信は、天保9年(1838)佐賀のこの地)佐賀市水ヶ江2丁目)で生まれました。生家は天保以前の武家屋敷の面影を残した貴重なもので、昭和40年に国の史跡に指定されています。
大隈が産声をあげて成長した八太郎時代の家庭と、その遺徳をしのぶことができる貴重な遺跡になっています。
庭園には、大隈を敬愛した政治家・波多野敬直の筆による「大隈重信侯の生誕地」の記念碑が建っています。